クラロリなお嬢様にふさわしい言葉遣いと振る舞い

クラシカルロリィタとはお嬢様スタイルであり、言動や立ち居振る舞いまで上品でありたいという話をしました。
では、クラロリにふさわしい言葉遣いって? と、初心者さんは不安になるかもしれません。

大切なのは、汚い言葉、乱暴な言葉、ネットスラングなどのいわゆる若者言葉、間違った日本語を使わないことであり、丁寧な話し方を心がけていればなんの問題もありません。

「お嬢様言葉」は使わない

これは好みであったり、信念にもよるのですが、
「わたくし○○ですわ」
というような、「お嬢様言葉」とされている言葉遣いは、むしろしないほうがいいです。

管理人は経済水準でいえば「中の下」か「下の上」くらいの家庭で育った一般庶民なので、ほんとうの由緒正しき良家のご令嬢が実際にどのような言葉遣いをしているのかは知りません。

ただ、クラロリを着たときだけ「~ですの」と話すような付け焼刃だと、周囲から本物ではないと絶対にわかってしまうため、かえって恥ずかしい思いをすることになります。
それっぽい言葉で実際に問題なく使われるのは、「ごきげんよう」くらいです。
普通に挨拶としている女子校も多いですし。

きわめるのであれば、嘘っぽくなってしまうお嬢様言葉より、敬語と謙譲語の正しい使い方や丁寧語をきちんと話せるように努力するほうがいいです。
文章として書くことはできても、日常会話ですぐに口にするのはなかなかできなかったりしますからね。

お嬢様らしさとは

ここで、わたし達はどんな女性に対して「お嬢様っぽい」「育ちが良いんだろうな」と感じるのか、考えてみましょう。
ドラマなどのフィクションやイメージではなく、現実の生活の中で実際に感じることがポイントです。(フィクションの世界では「高飛車で我儘なお嬢様」も多いですが、現実にこれをやるとただの感じの悪い人になってしまいます…)
おそらく、「おっとりしている」「いつもにこやかで落ち着いている」という印象があるのではないでしょうか?
共通しているのは、相手に感じの良さを安定して与えていることだと思います。
想像やフィクションの中でのイメージよりも、実際の経験の中で「上品だな」と感じる立ち居振る舞いを真似するほうがおすすめです。

話し方

まずは、「おっとりしている」と感じる話し方を解体してみましょう。

ゆっくり話す
話すテンポがまず絶対的に違います。言うのは簡単ですが、自分の癖として身についているので、意外と難しいんです。
また、相手の話を遮ると、せかせかした印象を与えるので控えましょう。

声だけで笑顔だとわかる
人間なので、憂鬱な日もあれば不機嫌な日もあります。
ですが、「育ちが良い」と感じる女性はたいてい、いつ会ってもにこやかで、そういった感情の起伏を感じさせません。
なんでも我慢すればいいということではありませんが、憂鬱や不機嫌の原因ではない相手に対してそれをぶつけるのは八つ当たりです。
楽天家でいつもゲラゲラ笑っている、というのとも違います。にこにこ微笑んでいるという印象です。
感情のコントロールを身につけたい場合、接客業の前線で働くのが手っ取り早いかと。

高すぎず低すぎず
声帯は持って生まれたものなので、どうしようもないのですが、「かん高い声」は意識的にセーブするべきです。
無理に可愛い声を出そうとすると、高すぎて聞き取りにくくなります。
特に笑い声には気を付けましょう。

大きすぎず小さすぎず
周りがびっくりするような大きな声は品のない印象を与えてしまいます。
しかし、あまりに小さくても単に「自分に自信のない人」としか映りません。
相手に聞き取りやすいボリュームを維持しましょう。

【スポンサーリンク】



仕草と立ち居振る舞い

上記のことは、話し方だけでなく、実は仕草や態度にもそのままあてはまります
「育ちが良さそう」と感じる品のいい女性を観察していると、想定外のことが起きてもあたふたと慌てたりせず、安定感があります。
トラブルメーカー的な人の傍にいると、自分もなんだかそわそわして落ち着かないですよね?
逆に、おっとりして落ち着いた雰囲気の人の傍にいると、自分も落ち着くのでホッとします。
また、相手によって態度を変えないので、同性からも異性からも好かれやすく、そういう意味でも安心感を与えてくれます。(親友と初対面の人とでは、もちろん「距離感」は変わりますが)

必ずしもいいことだとは言いませんが、普通ならカチンとくるようなことを言われても、笑って受け流しているのを見ると「大人の女性だ」と感じます。

喋るときにやたらと身ぶり手ぶりが大きく、隣の見知らぬ人にあたっても平気なような人がいますが、これは品がないですよね。

姿勢がよく、歩き方も美しく、自信はありそうだけれど「偉そう」という印象や威圧感を与えたりはしない。
笑うときは手で口をおさえたり、そういう仕草のひとつひとつが自然で、意識したり計算したりしてやっているようには見えない。

そういう女性に、「上品だな」「良いところのお嬢様なんだろうな」と感じませんか?

まとめ

お嬢様っぽく見える・感じる人の特徴を挙げていくと、「なるほど」と思うところがあったのではないかと思います。
ですが、いくら納得しても、実際に普段の話し方や態度・仕草まで変えていくのは簡単なことではありません。だからこそ、上品な女性に対して「すごい」と尊敬するわけですが…。

目標は目標として、まずは最初に書いた通り、乱暴な言葉や汚い言葉を使わないこと、丁寧な言葉遣いを心がけたいですね。

「ごきげんよう」「~はあって?」という、いわゆる「お嬢様言葉」と呼ばれているものは、女学生に大流行した当初は「若者言葉」であり、それこそ当時も「まったく今時の若者はけしからん!」と世間から批判されたそうです。
言われることはいつの世も変わりませんが、ご時世はまったく違います。現在の「若者言葉」が、時代が変わって「お嬢様言葉」に転じることは、まずないでしょう。
妙な略称やネットスラングは避けたほうがいいです。

コーディネイトには関係ないように思えるかもしれませんが、最後には「雰囲気」がクラロリの着こなしに最たる影響を与えるものだと思います。

【スポンサーリンク】



投稿者: 冬花

クラロリ愛好者

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA