甘ロリとクラロリの違い・特徴

甘いロリィタファッションとクラシカルロリィタ。
ジャンルが異なるとはいえ、はっきりとした線引きは難しいです。
難しいですが、違いと特徴を比べてみて、それぞれの魅力に迫りたいと思います!

甘ロリとは

そもそも、甘ロリとは何?

その名の通り、甘いロリィタファッションのことです。
ジャンルが多岐にわたるロリィタの中でも王道といえます。
単に「ロリィタ(ファッション)」と言う場合は、このジャンルをさすことが多いです。
※マスメディアや非ロリの一般の方が、ロリィタファッション全般を「ゴスロリ」と呼んでしまうのは誤用です。たいてい、そういうときに思い浮かべられているのはゴスロリではなく甘ロリです。

砂糖菓子みたいなピンクなどのパステルカラーや明るいお色をメインに、ただひたすら「可愛い」を追求した、絵本の中に出てくるお姫様のような、レースとリボンとお花のコサージュをこれでもかと飾った、ふりっふり、ひらひらなお洋服。
ぬいぐるみのバッグ
も大きな特徴です。

代表的なブランドは、BABY, THE STARS SHINE BRIGHT(ベイビーザスターズシャインブライト)、Angelic Pretty(アンジェリックプリティ)です。

クラロリとは

クラロリというのは、クラシカルロリィタの略です。
(稀にクラシックロリィタと呼ぶ人がいますが、ほとんどの場合、誤用とされます)
クラシカルなロリィタファッションのことです。

少女らしさを追い求めるロリィタファッションの中では、比較的おとなっぽく、西洋人形のような、英国女学生のような、上品なお洋服です。
ボルドーやネイビー、ブラウンなど、落ち着いたお色が好まれます。
ピンクやサックスなどのパステルカラーもありますが、少しくすんだ色合いであったり、とても淡いお色味であったりします。

代表的なブランドは、Victorian maiden(ヴィクトリアンメイデン)、Innocent World(イノセントワールド)です。

甘ロリとクラロリの違い・特徴

まったく異なるジャンルでありながら、実は甘ロリとクラロリとをはっきり線引きすることは困難です。
甘ロリの中でもクラシカルなお洋服や、甘めのクラロリなどが存在します。
BABYの商品ならすべて甘ロリで、イノワの商品ならすべてクラロリ、と断言することはできないんですね。

それを踏まえた上で、これらの違いを見ていきましょう。

個人的には、
・甘ロリはお姫様
・クラロリはお嬢様
と考えると、
違いがわかりやすいかなと思います。
甘ロリがぬいぐるみリュックなら、クラロリはテディベアでしょうか。

過剰なくらいの装飾こそが魅力の甘ロリに比べると、クラロリはリボンやレースなどの飾りが控えめです。
ボンネットや、立体的なカチューシャが多く、パニエを3枚重ねることも普通の甘ロリに比べると、クラロリは物理的なボリュームが少なめです。
座ると全円に広がるくらい、スカート部分にはたっぷりとギャザーを寄せますが、パニエは入れても1枚、パニエを使わないクラロリさんも多いです。

【スポンサーリンク】



ヘアメイクの比較

お洋服だけでなく、ヘアメイクも甘ロリとクラロリでは方向性が異なります。

甘ロリはショコラブラウンの縦巻きロールというイメージ。
姫カットのイメージも強い
ですね。
もちろん、それに限るわけではありませんが、明るめの髪をカールさせていることが多いです。
金髪やピンクなどのお色もありです。
長さも、肩につくくらいはある人が多いですが、ボブの甘ロリさんもいます。
盛り盛りのファッションウィッグを使うのもいいですね。

メイクは、ピンクのチークをたっぷりはたいて、付け睫毛やアイライナーで目元をぱっちりにし、唇もピンクでうるうるに、全体的にドーリーな印象に仕上げます。
少女らしさを追求するのがロリィタだからメイクはしなくていいや、ということはありません。ロリィタとは少女の年齢でなくなったけれど少女らしさを失いたくない大人の女性のためのファッションだからです。
また、お洋服にインパクトがあるため、すっぴんだったり、髪をセットしていなかったりすると、非常にバランスが悪くなります。

クラロリのヘアメイクはナチュラルが基本です。
ナチュラルメイクというのは、イコール手抜きメイクではありません。
あくまでも仕上がりが自然な印象になる、きちんとしたお化粧です。
一般的な大人の女性のメイクに近いので、母親から教わったり、デパートの化粧品売り場などで指導してもらうことができます。(ただしトレンドは追いません)
睫毛は地毛をビューラーで上げて、マスカラを塗れば充分です。どうしても付け睫毛を使いたい場合、他人から付け睫毛とわからないくらい自然なものを選びましょう。
アイメイクもチークも口紅も、盛り過ぎず、上品に仕上げていきます。

ヘアスタイルもナチュラルにする分、地毛をきれいに保つ必要があります。
長さは、ショートからロングまで幅広いです。
色味はブラウンから黒。他のお色は無しとはいいませんが、コーデの難易度は上がります。
さらさらのストレートにしろ、巻き毛にしろ、ごまかしがきかないので、寝癖が残っていたり、パーマが解けてきて巻いているのか癖っ毛なのかわからなかったり、しないようにしましょう。

それぞれの直営店

BABYやPrettyは直営店が多く、全国規模で展開されています。
ロリィタフロアや、ロリィタショップが集まっているファッションビルには、ほぼ必ず入っています。
なので、お買い物もしやすいです。

対して、クラロリブランドは直営店が非常に少ないです。
イノワは大阪本店の他、新宿店と名古屋店があります。(※原宿店は閉店しました)
メイデンはプレスルーム本店のみです。
他のクラロリ系ブランドはだいたい国内に直営店を持っていません。
お取り扱い店も含めれば、もう少し数は増えますが、実物を試着して買うのは甘ロリよりも大変です。

この差は、やはり需要の差から生まれるものだと思います。
クラロリも人気ではあるんですが、ロリィタファッションの代表格である甘ロリに比べると、その絶対数は少ないです。

ただ、どちらのブランドも公式通販があります。
初めてのお買い物でオンラインショップを利用するのはおすすめできませんが、便利に使いこなしましょう。

まとめ

ひたすら可愛さを追求したいのであれば甘ロリ、上品なお嬢様を目指すならクラロリがおすすめです。
どちらかを極めるのも良いですし、その日の気分によってコーデをがらりと変えるのも楽しいですよ(*´ω`*)

【スポンサーリンク】



投稿者: 冬花

クラロリ愛好者

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA