※Victorian maiden直営店(プレスルーム)は2018年4月8日をもって閉店。現ブランド活動は2018年12月末日をもっていったん終了し、2019年春から新作商品をメインに新たなVictorian maidenを展開予定と公式サイトにて発表(18’12/3追記)
エクサントリークが閉店し、Victorian maiden(ヴィクトリアンメイデン)まで閉店が決まった現在、日本のクラロリは危機的状況にあります。
いま手元にあるお洋服やアクセサリーを大切にしても、どうしても時間が経つにつれ傷んだり、劣化したりしてしまいます。
長い目で見て、これからもクラシカルロリィタファッションを続けていくには、どんな方法があるでしょうか?
・Innocent World(イノセントワールド)など、貴重なクラロリブランドを愛好する
・サーフェイセスペルなど、海外ロリィタブランドを開拓する
・個人制作で好みの作家様を見つける
・フリマアプリや古着販売店で中古品を買う
クラロリブランドの相次ぐ閉店
・EXCENTRIQUE(エクサントリーク)
ロリィタ要素の少ない、上品で落ち着いたクラシカルファッションが魅力的だったエクサントリーク。
2018年1月14日を最終営業日として、直営店の新宿マルイアネックス店・公式オンラインショップが閉店し、2018年1月末日をもって事業を終了しました。
⇒エクサントリーク閉店・営業終了
・Victorian maiden(ヴィクトリアンメイデン)
20周年記念というアニバーサリーイヤーに、まさかの今年2018年で活動(いったん)終了が発表されました。
公式通販を含むブランド全体の終了時期はまだ発表されていませんが、唯一の直営店であるプレスルーム(大阪本店)2018年4月8日をもって閉店します。
また、プレスルームへの来店には予約が必要なので、ご注意くださいね。
※2018年12月3日追記
2018年12月末日をもって現ブランド活動をいったん終了し、2019年春から新作を中心に新たなVictorian maidenを展開予定だそうです。(公式サイトより)
プレスルーム(直営店)は閉店しましたが、通販は2019年1月以降も使えるのか、今までのようなテイストのクラシカルロリィタをこれからも展開するのか、多くが不明なままです。
公式からの続報をご確認ください。
⇒Victorian maiden公式サイト
⇒Victorian maiden(ヴィクトリアンメイデン)閉店・現ブランド終了
さらに…
ブランド自体はもちろん存続していますが、Innocent World(イノセントワールド)も原宿店が閉店し、直営店が減っています。
ビルのワンフロアを占めていた新宿店も、新宿マルイアネックスへ移転することになりました。(旧新宿店の最終営業日は2018年3月11日、新宿マルイアネックス店リニューアルオープンは同3月16日)
いたずらに不安をあおる気持ちはありませんが、「安泰」と楽観はできないのかなと思います。閉店のお知らせは突然に、直前にやってくるので…。
Innocent World(イノセントワールド)
エクサントリークが閉店し、メイデンも直営店は閉店し今後のことがわからない今、国内で最大のクラロリブランドはイノワといっても過言ではないでしょう。
なので、イノセントワールドでクラロリを続けていくのが一番、現実的かなと思います。
イノワもまた20周年を迎えており、記念に「お嬢様の普段着」をコンセプトとした新レーベル「Innocent World White(イノセントワールドホワイト)」の立ち上げが発表されています。
明るい話題が嬉しいですね!
⇒クラロリの普段着「イノセントワールドホワイト」イノワの新レーベル
クラロリに限らず、なくなってしまったロリィタブランドのファンの方には、多かれ少なかれ後悔や未練があると思います。
もっとたくさんお迎えしたかったな、とか、閉店に追い込まれる前に買って投資しておけばよかったな、とか。
一般のレディースブランド以上に、ロリィタブランドの存続は難しいです。
でもイノワは、直営店も現存する貴重なクラロリブランドです!
一番お気に入りのブランドなら、これからも末長く続いてくれるように、直営店・公式取扱店・公式通販で少しでも多くのお買い物をすることが、一番のブランドへの応援になると思います。
古着の買取販売店・フリマアプリやオークションサイトでの購入は、ブランドの収益にはなりません。
できれば定価で、もしお金が苦しかったら直営店や公式通販のセールで買うことが、ブランドの少しでも長い存続へ繋がるのではないでしょうか。
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サーフェイセスペルなど海外ロリィタブランドを開拓する
日本発祥のロリィタファッションは、世界にもたくさんのファンの方々がいて、外国生まれのブランドも多くあります。
Baroque(バロック)やLIEF(リフ)を筆頭に、日本国内への進出が増えているので、海外ロリィタブランドでお気に入りを見つけるのも1つの手段ですね。
クラシカルロリィタに一番近いのは、当サイトでも度々話題にしている、Surfacespell(サーフェイセスペル)という中国の老舗ブランドです。
上品なデザイン、美しい刺繍、ロング丈の展開の多さが特徴的です。
国内ではワンダーウェルトフルール(通販)で取り扱いがあります。
メイデン、イノワ、エクサントリーク、マグダレン、どのブランドとも異なる雰囲気が魅力的です。
他にも、韓国のロリィタブランドBaroque(バロック)のセカンドラインである、Dear Margaret(ディアマーガレット)も注目です。
Baroqueは甘ロリですが、Dear Margaretはクラロリで、既に日本国内でも大人気です。
クラシカルレースシリーズ(ワンピース、カチューシャ、ハット)は上品でとても可愛いです。お色は淡いブルー、ワイン、クリーム、黒の4色展開。
バロックにはブランド公式の、日本専用通販サイトがあり、Dear Margaretの商品もこちらから購入できます。
ケラショップやアトリエピエロでもお取り扱いがあるので、日本のお店を通して予約・注文するのが、より安心です。
特にワンダーウェルトフルールやケラショップは近頃、海外ロリィタブランドの取り扱い開始に積極的なので、色々と見て、好みのものを探してみるのもいいかもしれません。
ただ、海外ブランドのお洋服は、サイズが日本とは異なることや、素材や縫製の質がわからないことなどに注意が必要です。
個人制作で好みの作家様を見つける
それでもお気に入りのブランドが見つからないなら、個人または複数名のハンドメイド作家様によるインディーズブランドで探してみるのもいいかもしれません。
フリマアプリや、自家通販でネット販売している方も多いですが、トラブルを避けるためにも、まずは展示即売会などのイベントで実物を見てみるといいでしょう。
ロリィタさんに好まれるイベント
・ロマンチックアラモード(大阪)
「ロマアラ」の愛称で親しまれる、ゴシック&ロリィタ系展示即売会&ファッションショーのRomantic A La Mode。
大正期ネオルネッサンスの建築が美しい、とてもすてきな会場です。
不定期の開催。
・アラモードマーケット(神奈川県川崎)
「アラモ」の愛称で親しまれるゴシック&ロリィタ展示即売会Alamode Market。
年2回、4月10月の開催(変更の可能性あり)。
・Belinda展(福岡)
ロリィタ×ドール展示即売会べリンダ展。
2016年に始まったばかりのイベントです。
・アーティズム(東京他)
ロリィタに限りませんが、アンダーグラウンド展示即売会ARTiSMマーケットにもロリィタさんに好まれるアクセサリー類の出展があります。
・クリエイターズマーケット(名古屋)
「クリマ」の愛称で親しまれる、「つくるひと」のお祭り。アクセサリー、雑貨、インテリア、写真、あらゆるオリジナル作品のギャラリー・マーケットのアートイベントです。
こちらもロリィタ系ではありませんが、ロリィタさんに好まれる作家様方が多く参加されます。
年2回、6月12月2日間ずつの開催(変更の可能性あり)
・デザインフェスタ(東京ビッグサイト)
いわずと知れた、「デザフェス」の愛称でお馴染みの、国内最大級のオリジナル作品展示・販売・パフォーマンスなどのアートイベント。
ロリィタ系イベントではありませんが、すべてのハンドメイド作家様・インディーズブランドが参加を目指しているのではないかというくらいの規模です。
年2回、8月11月それぞれ2日間ずつの開催(変更の可能性あり)。
フリマアプリや古着販売店で中古品を買う
それでもやっぱりメイデンがいい、エクサントリークが欲しい、という場合、営業終了後は古着を買うしか方法はありません。
ただ、本家ブランドには収益にならないこと、個人間のやりとりのためトラブルが起きやすいこと、悪質な高額転売者もいることなどに充分、気を付けて利用してくださいね。
まとめ
ロリィタブランド存続のためには、本家でのお買い物が一番大切。
クラロリそのものが衰退してしまわないことを願います。
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