可愛さを追い求めるロリィタファッションの中では特殊なジャンルにあたる、皇子・王子系ロリィタ。
ゴージャスなパンツスタイルが基本で、男性が着ることもありますが、女性が男装することも多いです。
王子系ロリィタについて詳しくは、こちら。⇒皇子・王子系ロリィタファッションの特徴とブランド
女性が王子系ロリィタを着る場合、ヘアメイクが大きなポイントになります。
女性らしいヘアメイクだと、やはりお洋服とのバランスが悪く、ちぐはぐな印象になります。
特に初心者さんは、きりっとした格好いい印象を目指しましょう。
髪型については、こちら。⇒王子系ロリィタと男装の髪型・ウィッグ
今回は、男装メイクのポイントについてまとめました。
・一番重要なのは眉毛
・アイラインの引き方
・唇は赤味を消して
・チークやアイシャドウについて
一番重要なのは眉毛
単に「ボーイッシュな女性」と、「格好いい男装」。
この大きなイメージの違いは、眉毛により決まるといっても過言ではありません。
普通の女性のメイクと最も異なるのも眉毛です。
男装メイクの場合、眉毛は本来なら生えるはずのない、ありえない位置に描きます。
そのために、まずは地毛を見えないように消す必要があります。
毎日男装で過ごすなら剃り落としてしまうという手もありますが、そうではない方が多いと思います。
コンシーラーとファンデーション、ルースパウダーを使って、見えないようにしましょう。
コンシーラーを塗って乾かし、ファンデーションを塗って乾かす、というのを地眉毛が気にならなくなるまでくり返し、最後にルースパウダー(リキッドファンデーションを肌に馴染ませるためのパウダー)でおさえます。
その後で、眉毛を描いていきます。
格好良くなるポイントは、
・目に近い位置に描く(本来ならあり得ない位置)
・眉間を狭めにする
この2点が大きいです。
太さや長さ、角度は自分の好みを見つけていきましょう。
このとき、山のような丸いライン・眉尻が下がる八の字にすると女性っぽくなるので注意が必要です。
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アイラインの引き方
次に大切なのが、アイラインです。
女性らしいメイクでは、目を丸く大きく=可愛く見せるのが基本ですが、男装メイクでは切れ長にアイライナーを引きます。
丸みを出さずに、全体が四角になるようなイメージでラインを描きます。
特に目尻は切れ長に見えるように意識して引きましょう。
上だけでなく、下側、目尻のほうの涙袋にもラインを入れたほうが、きりっとします。
色は黒でもOKですが、濃いのが嫌な場合はブラウンがおすすめです。
まつ毛は上げない
ビューラーを使ってまつ毛を上げてしまうと、女性らしい印象になってしまいます。
上向きのカールになればなるほど可愛くなるので、その反対を目指しましょう。
マスカラも控えめに、あまり塗り過ぎないほうがいいです。
唇は赤味を消して
唇はピンクや健康的な赤味があると女性的になります。
リップクリームを塗った後で、コンシーラーまたはファンデーションで輪郭ごと唇の色を消すようにします。(リップクリームを先に塗らないと、荒れる原因になります)
唇用でないコンシーラーを使うのが気になる方は、唇に潤いを与えながら色味を消せるリップコンシーラーを使ってみてください。
色味を消すだけだと不自然になる場合、濃いベージュ系の口紅を使うのもありです。
チークやアイシャドウについて
唇と同様、頬も赤みがあると女性っぽくなるので、赤やピンクのチークは使わないほうがいいでしょう。
ファンデーションを塗る際、自然におさえられる程度で、あまりやり過ぎても不健康な印象になります。
アイシャドウは、ピンク・紫・緑などの女性らしい色は避けたほうが無難です。
青などはお洋服とのバランスを考えて、ブラウンから黒が使いやすいですね。
まとめ
男装メイクの一番のポイントは、やはり眉毛とアイメイクです。
男性に近付けるというより、女性が恰好よく見えるアイメイクなので、ちょっと独特ですね。
リップコンシーラーやベージュの口紅は別として、普段のメイクでも使う道具ばかりなので、ぜひ挑戦してみてください。
メイク道具についてわからないものがありましたら、こちらをご参照ください。
⇒クラロリのナチュラルメイクの仕方(基本)
この記事では男装メイクに特徴的なところしか触れていませんが、メイクそのものの基本的なやり方について説明しています。
髪型もメイクも、まずは男装さんの画像を検索してみて、「こんな風になりたい」という理想を見つけたら、その真似をしてみることから始めると、イメージが湧きやすいと思います。
⇒皇子・王子系ロリィタファッションの特徴とブランド
⇒王子系ロリィタと男装の髪型・ウィッグ
⇒ロリィタファッションの種類とジャンル
⇒ロリィタファッション用語集
⇒ロリィタブランド一覧(読み方と簡単な傾向)
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