クラロリ・甘ロリさんにも人気のPINK HOUSE(ピンクハウス)

花柄やフリルやリボンをたっぷりと使った、女の子の夢が詰まったPINK HOUSEピンクハウス)。
ロリィタブランドではありませんが、クラロリや甘ロリを愛する方にも以前から人気です。
 ⇒PINK HOUSE公式サイト
有名なロリィタモデルの青木美沙子様が何度かコラボをされていることで、最近では特に、普段はロリィタ愛用だけどピンクハウスも始めた・始めたいという方が増えています。


しかし、ピンクハウスはロリィタファッションとは違うジャンルで、一般のレディースファッションとも異なる独特なスタイルを確立しているため、どこから始めればいいのか、何に気を付ければいいのか、戸惑われる方も多いでしょう。
この記事では、ロリィタファッションとの違いやピンクハウスの初心者さん向けの知識をまとめました。

PINK HOUSE(ピンクハウス)とは

PINK HOUSE(ピンクハウス)とは、1973年にデザイナー金子功様によって設立された、日本のファッションブランドです。
現在は株式会社メルローズが運営しています。
(※ロリィタファッションやロリィタブランドではありません)

上質で肌触りのいいローン生地に、ピンタック・フリル・リボンをたっぷり使ったロング丈のお洋服が特徴的です。
ガーリーで上品な雰囲気が魅力で、少女から大人のお姉さま方まで、幅広い年齢層に支持されている珍しいブランドです。ファッションブランドの多くはターゲット年齢が設定されていますからね。
季節に合わせたお花の花柄プリント、いちご柄、パッチワーク風、クマやウサギなど、何歳になっても女性の心を優しくくすぐるモチーフがたくさんあります。


ローウェストのゆったりとしたデザインが多く、踝まであるロング丈がメインです。
ミディ丈もありますが、スカートもワンピースも膝が隠れる長さです。
これは(当時の)日本人女性の足があまり綺麗ではないので隠すため、また露出するより見せないほうがセクシーだという考えによるものだったようです。
体のラインを強調するデザインではないので、露出を極力しないロリィタさんにも親しみやすさがありますね。(ノースリーブで着ない、ということは特にありません)

ワンピースやスカートの多くがボタンで前開きになっていて、何枚も下に重ねたスカートを見せたり、ブラウスの上にベストやカーディガンを重ねたり、タブリエやストールを上から重ねるなど、たくさん重ね着するのがピンクハウスの特徴です。
さらにコサージュやブローチを飾るのが王道です。
もちろん、重ねないで一枚でさらりと着ることもありますが、カタログの表紙がたくさん重ね着したコーディネートのため、やはり多く重ねているほうがザ・ピンクハウスという印象になります。

北海道から沖縄まで、全国に直営店があります。
公式オンラインショップの他、ZOZOTOWN、高島屋グループのファッション通販サイトでも通販を利用することができます。

メンズラインのKarl Helmut(カールヘルム)、大人の女性のためのINGEBORG(インゲボルグ)というラインもあります。
子供服の生産は現在終了しています。

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ピンクハウスのお値段・相場

お洋服にもよりますが、全体的に、ピンクハウスの価格帯はロリィタブランドよりも高いです。
王道のワンピースなら10万円以上、スカートも平均的に5~7万円以上。スカートだけで10万円を超すものもあります。
ベストやタブリエも3万円以上することが多く、ロリブラであればジャンスカが買えてしまうお値段です。

もちろん全てが、ではありません。
シンプルであればお値段はぐっと下がりますし、カジュアルなカットソーなら1万円代からあります。

ただ、「ピンクハウス」と聞いてまず真っ先に想像する、カタログの表紙のようなコーディネートを完成させるには、30万円以上かかります。

青木美沙子様とerinko様とのコラボ、「ハートベリーラビット」シリーズのロングワンピースが75,000円+消費税なのは、かなりお買い得という印象を受けました。
もちろん、一般的にお安い値段ではありません。が、ピンクハウスでああいう凝ったデザインのロングワンピースは、だいたい10万円以上するからです。

これから始めようと思っている方は、オンラインショップでだいたいのお値段を把握しておくと良いでしょう。

ピンクハウスらしいコーデ

他にはないピンクハウス独自のコーディネートの特徴は、大きく「重ね着」と「ミスマッチ」の二つがあります。

・重ね着
ブラウスにワンピース、ベストにエプロンにカーディガンを重ねたり、スカートのボタンを前開きにすることにより、3,4枚スカートを重ね履きしたりします。
さらにストールを羽織ったり、タブリエ風に巻き付けたりすることもあります。
軽やかなローンやシフォンを使っていることが多いですが、装飾が多くロング丈のため、これだけ重ねると重量も相当になりますし、夏場はかなり暑いです。
さらにコサージュやブローチも複数つけたりします。

・ミスマッチ
これは悪い意味の言葉としてではありません。
一般的なファッションではやらないのが常識とされているような、柄に柄を合わせることや、正反対なテイストのアイテムをあえて合わせるのが、ピンクハウス独自のコーディネートです。
ピンクハウスを着るならそういうコーデをしなければいけない、ということではありませんが、そういうコーデが成立するのはピンクハウスだけではないでしょうか。
たとえば、フリルたっぷりで可愛らしい王道のワンピースの上にスカジャンを着たり、スニーカーを履いたりします。
甘口+辛口、女の子らしさ+男の子っぽさ、を、あえてするのが特徴的です。(可愛いアイテムだけでまとめてはいけない、ということではありません)

柄物に別の柄物を合わせるのも、ピンクハウスらしいコーデです。
たとえば花柄のワンピースを前開きにして、中に水玉のスカートをはいたり、さらに別の花柄のスカートまで中にはいたり、上にもギンガムチェックのベストを重ねたり。
普通のファッションなら「ありえない」とされる組み合わせですが、これらをセンス良く着こなすと、ピンクハウス上級者コーデになります。
コラボの「ハートベリーラビット」シリーズでも、苺とウサギのプリントワンピースにギンガムチェックのベストやエプロンを合わせていましたね。
もちろん、ベテランさんでもカタログのようなコーデを好まれず、シンプルに着こなされる方もいらっしゃいます。

ただ、いきなり上級者コーデに挑戦するのは難しいです。
多くのアイテムが必要になるため、金銭的にも厳しいですよね。
初心者さんなら、まずはワンピースを一枚買うのがおすすめです。
豪華なワンピやロング丈に抵抗があるようなら、ミディ丈のワンピースから始めてみるといいかもしれません。
ボタンを前開きにせず、一枚で着ることももちろん可能なので、まずはワンピースが始めやすいと思います。
次に何か買い足すなら、無地で汎用性の高いお色のスカートはいかがでしょうか。
たとえば最初にピンクの柄物のワンピースを買ったなら、無地の白いスカートを買ってみる。ワンピース一枚で着るのと、前開きにして中のスカートを一枚見せるのとでは、また違った雰囲気を楽しめます。

初心者さんが気を付けたいこと

これからピンクハウスを始める方が一番注意したいのは、「」です。
ワンピース着丈122.5、スカート丈87くらいの商品が多くあり、小柄な方だとそのままでは裾を引きずってしまいます。
店頭でお買い上げの際に裾上げのお直し(有料)をお願いする必要があります。
また、公式オンラインショップは今のところ裾上げを含むお直しを受け付けておらず、オンラインショップで購入した商品を店頭へ持っていってもお直しを受けられないと記載されています。
通販を利用する際は、すべてのサイズはもちろんですが、特に着丈とスカート丈に注意しましょう。
お直しの必要がありそうなお洋服が欲しい場合は、店頭で購入するようにしましょう。

また、普段ロリィタ服を着ている方が気を付けたいのは、パニエです。
そもそもパニエを履く必要性は特にありませんが、こだわりとして履きたい方もいらっしゃると思います。
ロリィタファッション用のボリュームの大きいパニエを、ピンクハウスのロングスカートの下に履くと、パニエのほうが短く、変なところに膨らみが出てしまうことがあります。
ミディ丈のスカートを選んだり、シフォン等のすとんとしたシルエットのペチコートにしたり、パニエではなく同じピンクハウスのスカートをペチコートとして履くなど、調整してみてください。
自然に綺麗なシルエットを出したいなら、同じピンクハウスの、だいたい同じ丈のスカートをペチコートにするのが一番です。

まとめ

クラロリさんや甘ロリさんにも人気のPINK HOUSE(ピンクハウス)、「いつかは」と憧れている方も多いでしょう。
お気に入りの一着が見つかったら、「いつか」が「今」になるかもしれません。
ショップリストやオンラインショップ利用の注意点などは、必ず公式サイトでご確認くださいね。
PINK HOUSE公式サイト

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投稿者: 冬花

クラロリ愛好者

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