クラシカルロリィタファッションの夏の基本的なコーディネイト。
地獄の暑さ
夏はさらりとワンピース1枚で、涼しげに…見えても、冬は寒く夏は暑いのがロリィタファッション。
真夏でもワンピースの下にはアンダースカート、ドロワーズ、80デニールのタイツを履いていたりするので、ほんっとうに暑いです。
ヘッドドレスも、見た目以上に暑いもの。通常の幅でもそうなので、ヴェールやボンネなんてもう大変なことです。
ロリィタを着ない方や男性の方のために強調しておきますが、見た目より何倍もほんとうに本気で暑いです!
汗をかいていないのではなく、汗だくでも涼しい顔をしているだけです…。
ワンピース
半袖のワンピースが活躍する今の季節。
白やパステルカラー、軽やかな色合いの花柄などを着こなしたいですね!
シフォンやコットンを選び、重たい印象を与えるものは避けましょう。
セーラーカラーやマリンシリーズもぴったりです。ネイビーもありですね。
スクールテイストにするのかしないのかを決めてからコーデするといいですよ。
メイデンのロココブーケシリーズもたくさん着ておきたいです。
お色展開が豊富なシリーズですが、一色に絞ってコーディネイトしましょう。
ロココピンクの裾から、ロココミントを覗かせるのは難しいです。同じロココピンクか、無地のシフォンが合わせやすいですね。
ブラウスワンピースもおすすめです。
1枚で着られるのはもちろん、スカート部分だけボタンを外して前開きにして、アンダースカートを見せるコーデもすてきです。
ローズガーデンブラウスワンピースなど、綿素材の花柄ワンピースをメインにするなら、下にシフォンのスカートを仕込むといいです。
アンダードレスの上にワンピースを着て、前開きにするのもありですが、アンダースカートよりも暑いので注意しましょう。
たとえば、
紅薔薇のオレンジリーフなら、淡いピンクかミント、
黄薔薇のアフタヌーンローズなら、ピンク、
青薔薇のムーンライトローズなら、サックスかラベンダーの、
シフォンスカートがおすすめです。
白、生成りのアンダースカートはどのお色にも対応できる優れもの。
コットンのアンダースカートもありですが、その際はより軽やかなお色にしましょう。
ボルドー、ネイビー、黒系のスカートを合わせたいなら、シフォン素材がいいです。
逆に、無地のワンピースから花柄をちら見せするコーデ…たとえば、
まだご予約の時期ですが、ヘンリエッタブラウスワンピースの中にロココブーケシリーズのスカートを見せるコーデも絶対に可愛いですね!
ブラウス+ジャンパースカート
ロリィタはノースリーブで着るものではありません。
ジャンパースカートは、中にブラウスを合わせてください。
重ねる分、ワンピース1枚よりは暑くなります。
イノワのシフォン素材の半袖ブラウスは、かなり涼しくて有り難いです。(※がっつりフリルやレースの重なった甘ロリ系のブラウスに比べて)
ただ、しっかりしたつくりのジャンスカにシフォンのブラウスを合わせる場合、お洋服によってはバランスが悪くなることがあるので注意を。
黒ロリさんは別ですが、ブラウスはやはり白か生成り。
迷うようなら、オフホワイトがぱりっとして、くっきりとした印象を与えるのでコーデしやすいですよ。
Victorian maidenのアンダードレスは、下にブラウスを合わせることで、ジャンパースカートとして着ることもできます。
白のブラウスに、ピーチのコットンギャザーアンダードレスの組み合わせなんて可愛いですね。
ワンピースに比べて、ブラウスとジャンスカの組み合わせは、襟元にワンポイントあるほうがまとまりやすいです。
ブラウスに付属のジャボタイやリボンブローチでもいいですし、ジャンスカと同じシリーズのアクセサリーをつけるのもいいです。
ネックレスをつける際は、チェーン部分を襟の下に隠しましょう。
暑さは増し増しになりますが、半袖ワンピースの上にジャンパースカートを着るのももちろんありです。
裾の段が綺麗に重なって見えるのが理想ですね。
トップス+スカート
意外と難易度が高いのがこの組み合わせ。
上がブラウスのみだと寂しかったり、カットソーだとカジュアル過ぎたり、バランスがとりにくいんです。
ブラウスならリボンタイや長めのネックレスを合わせるのも手です。
トップスをインするか否かも重要!
長めのスカートに、チュニックのような長い丈のトップスを外に出して合わせるのは避けましょう。
全体にだらりとした印象になってしまいます。
短めな丈感が好きな人は、プリーツスカートもいいですね。
かごバッグ
お鞄を、夏らしくかごバッグにしたら軽やかで涼しげです。
夏にしか使えないアイテムなので、たくさん活躍させたいですね。
レース使いなどが上品であれば、クラロリとの相性も抜群です。
シリーズで発売されるタイツ・オーバーニー
春夏でも、シリーズで発売される中にソックスがある場合、ほぼタイツかオーバーニーです。
ハイソックスやクルー丈ソックスが含まれることはあまりないです。単体では発売されますが。
せっかくなら、シリーズで揃えてコーデしたいですよね。
実際、この炎天下でもタイツにドロワーズにアンダースカート! を死守する猛者、もといクラロリさんはいます。
ですが、体質もあります。健康に支障をきたすよりは、理想をそっと脇にどけるほうがいいと思います。秋になったら、またそっと戻せばいいのです。
タイツよりオーバーニー、オーバーニーよりハイソックス、ハイソックスよりクルー丈、クルー丈より素足にサンダルのほうが断然涼しいです。
無理はほどほどにしましょう。
ボレロなど薄手の上着を1枚
冷房の効き過ぎで寒い場所があります。
冷え性でなくても、薄手のカーディガンやボレロを1枚、常に持っておくといいです。
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暑さ対策
やはりシフォン素材が涼しくていいですね。
暑さに弱い方は、アンダースカートやドロワーズを省略してもいいと思います。
ただし、ペチコートだけは下にはきましょう。シフォンは特に透けるので、注意が必要です。透けるのは露出と同じことになります。
麦わら帽子も、お気に入りを見つけておけばテンションも上がるし、直射日光対策にもなるし、一石二鳥です。
日傘は必須アイテムですね。
予測できない夕立ちが頻発する時期でもあるので、晴雨兼用の折り畳み傘を常に持っておきたいもの。
メイデンのパラソルは乙女の夢を形にしたすばらしいお品ですが、防水加工・UV加工はされていません。ある程度の日よけはできても、遮光効果を保証するものではないので、ご注意ください。
日焼け対策は万全に
日傘やお帽子があっても、日焼け止めは必ず塗りましょう。(肌の弱い方は皮膚科に相談へ!)
上からの直射日光をお傘で遮っても、下からの照り返しは防ぎようがありません。
油断は禁物です。
クラロリはもちろん、ロリィタを愛好するなら色白でありたいものです。
日焼け止めを塗るために朝5分の早起きをしなくてはいけなくても、夜に落とすのが大変でも、日々の積み重ねが大切です。
野外で過ごす際は、朝だけではダメですよ。使っている日焼け止めによって何時間ごとかは変わりますが、塗り直しが欠かせません。
特に気をつけたいのが、十代・二十代の若い人達です。
水泳の授業や、公共のプールでは日焼け止めを塗ることは基本的にできないと思います。(水が汚れるため)
禁止されていないときはきちんと日焼け止めを塗っていますか?
ちょっとコンビニへ行くだけだから、すぐそこだから、なんて油断していませんか?
そんなに焼けてないから大丈夫、というのは思い込みです。
現在浴びている紫外線がシミやホクロ、肌トラブルとなって表れるのは十年後、二十年後です。
後悔してからでは遅いのです。
塵も積もれば山となる。
紫外線も浴びればシミとなる。
たとえ今は色白であっても、それをキープしたいのであれば、地道に日焼け止めを塗り続けるしかありません。
経験者は語る
アラサーの管理人、わたし冬花は、非常に日焼けしやすい体質です。
義務教育中はプールや部活動でこんがり真っ黒でした。
それが嫌で、コンプレックスでした。
パステルカラーも似合わないし、なんとか色白になりたかったんです。
わたしの高校・大学時代は、今とはまったくご時世が違います。
まだ日傘というものが一般的ではなく、たまにさしている人がいても、マダム世代の人だけだったんです。
そんな中で、ほんの少しの外出でも日焼け止めを塗りたくり、日傘をさすわたしは、ちょっと異常な人みたいに見られていたんですよ。
ところが、アラサーの今、十代・二十代のサボりを嘆く周囲の人から、わたしは「色白」の称賛を勝ち得ています(`・ω・´)
「うらやましい」と言われると、「十年以上、地道にこつこつ努力してきたんだよ!」となりますが(笑)。
若いときは、トラブルがすぐに表面化しないので、油断しがちです。
でも、
・今の努力が十年先、二十年先につながること
・「地黒」から「色白」になれたこと
これは経験則です。
持って生まれた肌の色は当然あります。
わたしは「地黒」と言われることがコンプレックスだったので、同じ悩みを持つ方に、努力し続ければ「色白」になれる可能性はあると伝えたいです。
もし、色白にまではなれなかったとしても、日焼け対策を怠れば、もっと黒くなるだけですから、やはり日焼け止めは欠かさずに。
十年先の自分のために、今日もばっちり日焼け対策をしてお出かけしましょう。
秋冬ものの新作チェック
こう暑いと、長袖やコートのことなんて考えられませんが、「涼しい」を通り越して次は「寒い」がやってきます。
そろそろ、各ブランドさんで秋冬ものの展開が始まりますので、チェックしておきましょう。
秋冬ものはお値段が上がります。特にコートを入手したいなら、今からお財布と相談が必要です。
それでは皆様、すばらしいサマーバケーションを!
⇒春夏ロリィタファッションの必需品! おすすめの日傘・パラソル
⇒「コーデの基本」と「コーデ応用と第二の必需品」もご参照ください。
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